▍上演時間:1時間45分(1幕8場)
▍登場人物:男7人・女6人
奥田 忠義(68歳) 喪主
照子(享年59歳) 忠義の妻
博 (32歳) 長男
早紀(27歳) 博の妻
健志(30歳) 次男
篠原幸太郎(54歳) 照子の弟
美子 (49歳) 幸太郎の妻
ゆかり(26歳) 長女
海老原省吾(49歳) ゆかりの恋人
野口 徹 (49歳) 弔問客
朝川 哲也(28歳) 弔問客
谷 ヨシノ(88歳) 奥田家の隣人
由美 (26歳) ヨシノの孫
▍ストーリィ
「煙が目にしみる」の続編的な物語。高校生の時に父を亡くした野々村早紀は、十年後、夫の母親の葬儀に立ち会っていた。
とある地方都市の郊外にある奥田家。風呂とトイレが離れにある古い家屋。照子が亡くなったという知らせを聞いて駆け付けた博と早紀。幸太郎から一通り状況を聞かされたのだが、父忠義の姿が見えない。そして弟健志はずっと照子の亡骸の側から離れないという。
お通夜の場面と、母との想い出の場面が交互に展開する。お通夜の弔問客が去り、水入らずでお茶を飲む忠義と博、健志。3人の頭に浮かぶのは、いつも元気で明るい照子の笑顔だった。
▍2010年、spc鈴舟にて初演。
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